東京都自治体入札参加資格申請のための電子証明書取得とPC設定方法「東京電子自治体共同運営 電子調達サービス」対応

東京都自治体入札参加資格の申請には電子証明書が必須

 東京都自治体(23区・各市町村)の入札参加資格を申請するには、あらかじめ「電子証明書」を作っておかなければなりません。

申請手続きをオンラインで行う「東京電子自治体共同運営 電子調達サービス」にログインするときに、この「電子証明書」が必ず必要となるからです。

 また、東京都内区市町村の入札参加資格を取得してからは、
同じ 「東京電子自治体共同運営 電子調達サービス」で、同じ電子証明書を使って、発注案件の検索、入札、契約などをオンライン上で行うことができます。

※電子証明書は、入札参加資格を取得した企業に自動的に発行されるわけではありません。
 入札参加資格を申請する前に、民間の『認証局』という会社から購入しなければなりません。

この記事の執筆者

宇井行政書士事務所代表

宇井行政書士事務所 代表/ 行政書士

 宇井 一 (ういはじめ)

行政書士登録番号:21100028

 入札参加資格の取得を得意とし、入札に必要な電子証明書の設定までサポートできる行政書士です。

サポート実績は、全省庁統一資格・都道府県・市町村・その他の自治体の入札参加資格を累計すると400件以上。

0. 電子証明書の取得と利用に必要なもの

 電子証明書の申込・電子調達サービスの利用をするために、まず以下のものを準備します。

(1)電子証明書発行に必要な書類(発行後3ヶ月以内の原本)

  ・履歴事項全部証明書

  ・会社の印鑑証明書

  ・代表者の住民票

  ・代表者の印鑑登録証明書

(2)ICカードリーダー

  接触型(差込みタイプ)のもの。タッチ式は使えません。
  電子証明書といっしょに購入することができます。
  やや高価ですが、もし設定がうまくいかない場合サポートを受けられるのが利点。
  国内メーカーのものでしたら量販店で売っているものも使えます。

(3)PC

  Windows11のPCしか使えません。

  

1. 電子証明書の取得と設定

電子証明書とは

”電子証明書とは、オンライン上での偽造・改ざん・盗聴などを防ぐセキュリティ技術です。”

というとなんだか難しく感じますが、

会社の代表者名義で取得する本人確認の証明書「会社版マイナンバーカード」と考えてください。

電子証明書の申込先

 国の指定した「認証局」とよばれる業者と1~5年の期間で利用契約し、ICカードを発行してもらいます。
電子証明書の機能としてはどこもいっしょなので、料金や納期などを比較して選択してください。

NTTビジネスソリューションズ株式会社
(e-Probatio PS2 サービス)
料金は20,680円(2年間の場合)
発行まで3週間
三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社
(DIACERT-PLUSサービス)
料金は22,000円(2年間の場合)
発行まで2週間
株式会社帝国データバンク
(TDB電子認証サービスTypeA)
料金は30,800円(2年間の場合)
発行まで約9日~14日
電子認証登記所
(商業登記に基づく電子認証制度)
法務局へ行けば即日発行、オンライン申込可
料金は7,400円(2年間の場合)
ファイル形式のみ、ICカードでの発行はしていません
日本電子認証株式会社などでICカード化のサービスも
ありますが、別途66,000円/2年の手数料がかかります。
株式会社トインクス
(TOiNX電子入札対応認証サービス)
料金は28,600円(2年間の場合)
発行まで10日
日本電子認証株式会社
(AOSignサービスに係る認証局)
料金は30,800円(2年間の場合)
発行まで5営業日以内(簡易書留で書類を送った場合は3営業日以内)

※当事務所に取得代行をご依頼いただいた場合、特にご指定のない限り日本電子認証株式会社に申し込んでいます。
 料金は他社と比べて高めなのですが、発行までの期間が特に短いこと(その分早く入札参加資格申請が始められる)、対応がきちんとしていることなどの理由でこちらにしています。

利用料金と契約期間の目安

 料金は発行元により違いますが、日本電子認証株式会社のAOsignという電子証明書では以下のようになっています。

有効期限1年+30日2年+30日3年+30日4年+30日5年+30日
1枚当たりの料金(税込)16,500円30,800円42,900円55,000円66,000円

※当事務所に取得代行を依頼された場合、紹介割引が使えますのでこれより安くなります。

 ”契約年数は何年にしたらよいですか?”と迷われる方がほとんどですが、
入札だけでなく契約や請求時などにもICカードは必要となりますので、受注できた時まで考えて2年または3年をお勧めします。

電子証明書の取得方法

「日本電子認証株式会社」を例にして説明します。

必要書類の準備

電子証明書は、入札参加資格者名簿に登録されている会社の代表者の名義で契約します。

※代表者以外のICカードも作成できますが、その場合でもまずは代表者名義の発行が必要となります。

そのため、会社と代表者個人の証明書類が必要となります。

 (1)「履歴事項全部証明書

 (2)「会社の印鑑証明書

 (3)「代表者の住民票の写し

 (4)「代表者の印鑑登録証明書

 (5) <ICカードの受け取りに代理人を指定する場合のみ>「代理人の印鑑証明書」

STEP
1

発行申込書の記入

1 「発行申込書」をWebサイトのフォームで入力し、印刷します。
  入力する事項は、契約年数、会社の名称と所在地、代表者氏名と住所などです。

2  印刷した発行申込書に、会社の実印と代表者の実印を押します。

3  ICカードーリーダーも購入する場合は、「ICカード購入申込書」に入力し印刷します。

4  ICカードの受け取りを代表者本人以外としたい場合は、「受取代理人届出書」に入力し印刷して、代表者本人と受取代理人の実印を押します。

STEP
2

申込書類一式の発送

Step1で用意した必要書類と、Setp2で作成した書類を発行会社に郵送します。

STEP
3

ICカード等の受け取り

電子証明書(ICカード)は本人限定郵便で郵送されます。

本人限定郵便は郵便局に保管され、代表者の住所に連絡通知が届きます。

自宅や会社に配達はしてくれません。

そのため、代表者本人が直接郵便局(近くの郵便局ではなく本局)まで受け取りに行かなければなりません

Step2で「受取代理人」を指定すると、代わりにその人が受け取ることができます。
※受取代理人を指定した場合、代表者ご自宅に「PINコード(暗証番号)」書類が簡易書留で届きます。
 ICカードとPINコード両方がそろわないと、以下の設定に進めません。

STEP
4

電子証明書を使うための設定

 当事務所がいつも利用している「日本電子認証株式会社」を例にして説明します。

電子証明書・マイナンバーカードを使う他のソフトウェアがすでにインストールされている・したことがあるPCの場合、正常に動作しないことがあるので、できれば避けてください。

ICカードリーダーの準備

自社のパソコンで利用するための、ICカードリーダーの購入と設定が必要です。
電子証明書と同時に購入することもできます。やや高価ですが、うまく動作しないときはサポートが使えます。

家電量販店やAmazonなどで買ったものでも使えます。ただし、接触型(差込式)ICカードリーダーにしてください。非接触型(タッチ式)は使えません。

購入したあと、ドライバといわれるソフトウェアをインストールする必要があります。
設定は簡単なので、ICカードリーターについてくる取説に従ってください。

STEP
1

電子証明書利用ソフトのインストールと設定

まず、以下のページから、NDNご利用ソフト(電子証明書利用ソフト)と電子入札用取扱説明書(インストールと設定マニュアル)がダウンロードできます。

NDN:AOSign|設定・サポート|NDNご利用ソフト・取扱説明書ダウンロード|日本電子認証株式会社

マニュアルに従い、続けていくつかのソフトをインストールしていきますが、設定する項目はありませんので簡単にできます。

そして、電子証明書の利用設定を行います。マニュアルの手順どおりやっていけば難しいことはありません。

STEP
2

動作確認

電子証明書利用ソフトを開いて、「動作確認」ボタンをクリックします。

”正常”と表示されれば完了です。

ちなみに、当事務所でよく目にするトラブルは、”LDAPサーバーに接続できません”です。難しいネットワーク用語でとまどいますが、たいていはPCの時計を正確に合わせることで解決します。

STEP
3

ICカード受領データの送信(電子証明書の受け取りを発行会社に通知します)

 「MDNご利用ソフト」のメニューの中にあります。必ずやっておいてください。

STEP
4

2. 電子調達システムの利用設定

入札用に使うPCは多少古いものでも充分です。

ただし、東京電子自治体共同運営 電子調達サービスが使えるのはWindows10以降でMicrosoft EdgeかGoogle Chromeブラウザです。
Macは使えません。また、スマホにも対応していません。ご注意ください。

パソコンの設定

東京電子自治体共同運営 電子調達サービスパソコンの設定(事業者)ページを開き、その内容通りにWebブラウザの設定をします。

簡単な作業ですが、Webブラウザのアップデートなどによりマニュアル通りいかないことがあります。「ポップアップの許可」設定画面がどこにあるかなどは、”Edge ポップアップ 許可”などで検索するのが早道です。

STEP
1

電子調達サービスへの登録

東京電子自治体共同運営 電子調達サービス電子証明書の登録ページで
電子調達システムの利用種別の選択(工事か物品か)など数項目を入力します。
このあと、電子証明書のPINコード入力を要求されます。
設定がうまくいっていれば電子証明書の内容が表示されますので、登録ボタンを押して完了です。

STEP
2

入札参加資格の申請

電子証明書でログインできるようになったら、同じく電子調達サービスから入札参加資格の新規申請を行います。
審査が完了し入札資格者名簿に登録されれば、電子調達サービスで入札を行えるようになります。

※行政書士が申請する場合は、「行政書士への委任」という手続きを行っていただく必要があります。

STEP
3

電子証明書取得代行・PC設定サポート

自分一人で悩む必要はありません

どこの電子証明書にすればいい?

PC設定なんかで苦労したくない。

電子証明書の申込から電子調達システムの利用設定までをサポートします。

このページに書いてあるすべての手順をサポートします。

ご依頼者様にお願いするのは、証明書類を取っていただくのと、申込書への押印だけです。

リモート操作でのサポートも可能、遠方からごの依頼もできます。

Zoomを使って、お使いのPCをリモート操作してのサポートも可能です。

※ただし、お使いのPCによってはリモートに対応できない場合もありますので、事前にお問合せください。

サポート料金

電子証明書取得の代行           33,000円(税別)

 ※電子証明書の申込・受取・動作確認・電子調達システムへの登録までを行います。
 ※日本電子認証株式会社の電子証明書を使います。
 ※電子証明書・ICカードリーダーの購入代金は別途の支払となります。

入札用PCの出張サポート          17,000(税別)

 ※当事務所で電子証明書取得代行をご依頼いただいた場合に限定したサービスとなります。

 ※御社までお伺いし、電子証明書を使うための設定・電子調達システムのセットアップを行います。
 ※遠方の場合、旅費交通費は別途請求となります。

入札参加資格申請と同時にご依頼の場合は、かなり割安の料金で承ります。

東京都自治体の入札参加資格申請代行

東京都入札参加資格申請の手続き

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最終更新日:2026年2月12日